人間教育

日常の人間関係の中で、あるいは、さまざまな出会いや発見の中で、
生徒たちは多彩な経験をしていきます。
その過程で、生徒たちは自ら学び、お互いに刺激し合い、成長していきます。
本校では、たくさんの貴重な出会いを用意し、日々を大切に過ごすことを通して、
「豊かな人間性」と「生きる力」に満ちた「たくましい人間力」を育てていきます。

副校長 小林正高
恐れず、しなやかに、心優しく

本校が目指す「たくましい人間力」とは、

❶どんな困難にも怖れずに立ち向かう挑戦心
❷失敗しても絶望しても何度でも立ち上がれる、
 竹のようにしなやかな精神力
❸人間は一人では生きていけないことを理解し、
 人に感謝し、人を思いやる心
❹自分のチカラを惜しみなく人のために使い、お互いに助け合う心

この4つの総合力だと考えています。
こうしたチカラは、当たり前のことの積み重ねが基礎になります。日常的には「あいさつ」「時間厳守」「友だちを大切にすること」を特に厳しく指導しています。また、「西武台アカデミア」や「教養講座」といった人間力育成に資するプログラムをはじめ、イベントや海外研修など、私学ならではの出会いをたくさん用意しています。

オーストラリア人間力研修

高校進学を目前に控えた3月に実施される2週間の「オーストラリア人間力研修」は、まさに「中学校生活の集大成」といえるプログラムです。「全員が1家族ごとに1名ずつホームステイ」「現地の学校生活では現地の生徒と1対1のバディ(相棒)制」という、これまで体験したことのない追い詰められた環境が、英語力、コミュニケーション能力、そして人間力を大きく成長させてくれるからです。

言葉の壁、異文化の習慣の壁、食事の壁……次から次に立ち現れるたくさんの壁に直面し、自分の無力さに落ち込みながらも、解決の糸口を自分で見つけ、ひとつひとつ打開していく。そんな体験が、勇気や挑戦心、行動力、感謝の心を磨いてくれます。

「西武台アカデミア」と「教養講座」

「西武台アカデミア」は、研究者や企業の第一線で活躍する社会人の講演を通じて、知的好奇心や学問・職業への興味を喚起し、生徒たちの問題意識を刺激するプログラムです。例えば、NASAケネディスペースセンターMs. Nancy Fudge氏の講演では、「NASAの歴史」や「宇宙開発」をはじめ、「ロケットが飛ぶ原理」や「エンジンの原理」などについて、実験も交えてお話していただきました。英語で行われた講演に、生徒たちは緊張しながらも、熱意あふれる話に好奇心全開となりました。「西武台アカデミア」は、さまざまな社会人の生き方や考え方に触れることで、理想の人間像や価値観を養う絶好の機会となっています。

「西武台アカデミア」と「教養講座」

中学1年生はこの1年間で、人間教育プログラムのうち、「西武台アカデミア」を3回、「教養講座」を1回実施しました。「西武台アカデミア」のテーマは、第1回が「東大生に学ぼう」で、現役東大生2名に中高時代の取り組みを伺いました。
第2回は、「報道カメラマン」で、本校卒業生のTV報道カメラマンに取材の最前線を伺いました。
第3回は「お箸は生活の一部」で、国際箸学会の方3名に箸の歴史や文化を学び、箸づくりを学びました。
未知の世界に触れて、生徒たちは好奇心全開でした。

人間教育の授業はどうですか? 1年間人間教育を学んできた新2年生に聞きました。

いろいろな経験ができました。みんなのデザインや感性に触れることができた「箸づくり体験」、日常生活のさまざまなマナーを覚えることができた「マナー教室」、どれも良い経験となりました。この人間教育で習ったことを生かして、日常生活を生きていきたいです。

いろいろな立場の方を講師としてお招きして、現場のリアルなお話を聞けるのは、百聞は一見に如かずで、何よりためになりました。働くとはどういうことか。好きなことを仕事にするために今何をするべきか。そういったことを深く考えるようになりました。

「大人になるための常識的・必要なステップと、大人になった時に活かせるアドバイス」だと思いながら受けていました。印象に残っているのは礼儀・マナーについてです。マナーはこの先いろいろなところで使います。大切なサポートであり、アドバイスでもあると思いました。

西武台アカデミアの授業では、人間として知っておかなければならないこと、人間として必要なことを教えてもらえました。とても勉強になることをいつも聞かせてくれます。このようなことを、これからの生活に活かしていこうと思える話がたくさん聴けます。