インテグレーティブ教育

本校のインテグレーティブ教育とは、答えがひとつとは限らない課題に対して、
「学んだ知力を統合して打開するチカラ」を育成するプログラムです。
大学入試ではいま、ペーパーテストだけで知識量や解き方を問う評価法から、
小論文、面接、スピーチ、ディベートなど、多角的な評価法が検討されています。
本校では、これまでの詰め込み教育では獲得できないこうしたチカラを、
さまざまなスタイルの「新しい学び」の中で育てていきます。

河野芳人<社会・情報>
アクティブ・ラーニング

一方的に知識を提供する講義スタイルの授業だけでは、これからの社会に必要な能力を養うことはできません。本校ではこうした動向を先取りし、開校当初から「アクティブ・ラーニング」(グループで主体的・能動的に課題に取り組み解決していく学習スタイル)を導入。北海道大学・重田先生や東京大学・中澤先生を中心とする専門研究チームと協同して教育プログラムを構築し、日々改善を重ねながら、専門のノウハウを蓄積してきました。 こうしたプログラムをフルに活かした総合的な学習の時間では、ひとつのテーマから、問題を発見し、対応策をiPadで調べ、解決策を考え、実際に行動していきます。効果の検証はiPadで撮影した写真や動画などを使い、それをプレゼンテーションすることにより、他グループからも意見をもらい、さらに改善策を練っていきます。テーマも「学校→地域→日本・海外」と、学年を追うごとに大きなテーマにチャレンジできるように工夫しています。

西武台アクティブ・ラーニング 最先端のICT環境

本校では、中学校舎全階に無線LANを完備し、各教科にデジタル教材を導入して、生徒1人に1台のiPadを用意。授業はもちろん、学級活動、イベント、部活動など、さまざまな場面で日常的にICT(情報コミュニケーション技術)機器を活用しています。オーストラリア人間力研修の際には、日本とオーストラリアの文化の違いを伝えるムービーを作成して、現地の学校で発表したり、オリジナルのしおり作りにチャレンジしてお土産にするなど、生徒が独自に活用の幅を広げています。

また、授業やアクティブ・ラーニングを効果的に実践するために、最新のICT機器と可動式勾玉型テーブルを完備したスタジオ型教室「SACLA(西武台アクティブ・ラーニング・ラボ)」を設置。グループ学習やディスカッション、プレゼンテーションなど、多様な学習スタイルを展開しています。

ディベート

いまディベートが注目されています。ディベートとは、ある論題のもと、賛成側と反対側に別れて、第三者である審判を説得するゲームです。勝者になる条件は、対戦相手と口喧嘩して言い負かすことではありません。審判を説得して、相手より自分の議論の方が信用できると思わせることです。ここで論理的思考力が必要になります。相手の話をよく聞き、分析し、さまざまなアプローチからの反論を考え、相手と自分の議論を比較、評価し、論理的に審判を説得することが求められます。ディベートを通して、この思考訓練を積んでいくと、事実を分析し、仮説を立て、取りうる選択肢を挙げ、評価し、行動に移すことができる能力が身についてきます。まさに、世界で闘えるチカラと言えるでしょう。

本校では、英語ディベートの専門スキルをもつ教員を迎え、中学に「英語部 ディベートチーム」を設置。部活を通してシーズを育て、ノウハウを確立しながら、日常の教科授業にも積極的に展開していきます。さらに高校段階では、英語ディベートにも取り組んでいきます。

ディベート関東大会 初出場で準優勝の快挙
髙味直毅<英語>

アクティブラーニングの授業はどうですか? 1年間ICT活用教育を学んできた新2年生に聞きました。

いろいろなテーマを自分で掲げ、それに向ってチームで協力して問題解決していく方法を考えていきます。私たちが一番苦手なことで、しかし一番身につけるべき能力なのではないでしょうか。問題解決能力、コミュニケーション能力、情報処理能力など沢山の学びが集約されています。

本当に勉強になり、楽しく、一番印象に残っている授業でした。iPadに触れるのは初めてなので、毎回の授業が楽しみでした。ゴミ問題についてでは、まず世界のことについて調べて、自分たちでできることを考え実行するという、本当にとても良い勉強だと思いました。

今までやったことのないスケールの大きい授業でした。iPadは先生に分かりやすく教えてもらえるので飽きませんでした。でも少しでもぼーとしていたら、置いていかれてしまいます。ICTの授業を受けて思ったことは、人の話を聞くことがどれだけ大事かということです。

この1年間の授業を受けて、主にプレゼンテーション能力が高くなりました。最初は発表でかみまくりでしたが、数ヶ月で緊張せずに流暢に喋べり発表ができるようになりました。将来のプレゼンなどの状況を再現しているため、とてもリアリティがあって良い練習になります。