学力教育

学力には、知識や技術の蓄積の総量をもって学力とする「見える学力」と、
さまざまな問題に対して課題を見出し、試行錯誤しながら解決に向けて
自ら主体的・能動的に取り組む「見えない学力」の2面があります。
本校では、「なぜ?」という疑問を重視した「問題解決的な学習」や、
実物や模型に触れたり、観察したり、ものづくりを重視した「体験的な学習」を通して、
さまざまなチカラのベースとなる「真の学力」を育てていきます。

国語 言葉が全ての原点

日本語はあらゆる学力の基礎、私たちの生活を支える基盤です。例えば、英語が苦手という場合、問題は英語にあるのではなく、日本語にあるというケースも多いのです。日々の生活で使われている言葉を大切にすること。季節の移ろいを言葉で捉え、深い人間性を育むこと。実は、これが難関大学入試に直結しているのです。

表現力を伸ばす3年間

基礎期(中1~中2)では、難関大学合格を目標とする6カ年教育の基礎を作ります。読書指導や毎週行う漢字テストによって語彙力を高めます。「百人一首新聞」などを作成し、発表の場を設けることで表現力を伸ばします。
発展期(中3)では、高校の学習内容に踏み込んだ発展的なカリキュラムを展開します。大学入試を見据えた小論文大会や討論会を通し、自ら問題に向き合います。そして、自分で発見し、発想したものを外部に発信していく力を培います。高校進学時点で、大学入試に対応可能な基礎力を身につけることを目指します。

徹底した添削

一人ひとりの日本語力を伸ばします。幅広く文章に触れてもらいます。そして、個々の理解度に応じて徹底した添削を行います。

こうしたさまざまな取り組みの結果、高校へ進学した第一期生は、7月、11月の国語のベネッセ模試で、学年トップの平均点をマークしています。

島津智絵<国語>
6年間のカリキュラム
大塚茜 石野孝明 <数学>
数学 自分の力で考える

数学科では、自分で考えて、自分で解く力を身につけていきます。 基礎期では、間違いを気にせず、繰り返し問題に取り組ませることで、自分の力で解く力を身につけます。発展期には、自分の解き方・考え方など数学的な取り組みを他者と共有し、よりよい解き方・一段高まった考え方を身につけていきます。飛躍期には、入試問題はもちろん、日常生活に根付いた問題も取り入れ、あらゆる場面(課題)に適用する考え方・解き方を繰り返し検証し、まとめていきます。このような力を生徒に身につけさせるには、単なる問題解決型学習に留まらず、授業における教師と生徒との関わり方を考えていく必要があります。教師と生徒がパートナーとしてともに学んでいく考え方を数学科として創り上げていきます。

考え合う・認め合う力を通して新たな学びへ

基礎期で身につけた個の力は、発展期では集団の中に組み込まれ、さらに高めていきます。その取り組みとしてアクティブ・ラーニングを取り入れています。小グループでは、個々の考えを揉み合い、より高次の考え方・取り組み方を見出します。その小グループでは、付箋を使って重要点や相違点を強調したり、白板を使って論理的に説明したりして、考えをより深める活動を行います。次に、小グループでの考え方を大グループ(一斉)の中でさらに揉み合うことで、より自己の考えが確立され、数学でいえば、記号化・一般化が図られることになります。当然、表現の一つとして、iPadは必需品となります。学習課題を発見し、解決方法を考え、実践、検証と問題解決過程で育まれる力が新しい価値を生み出す力に繋がると考えています。

表現を重視した数学

数学科では表現活動を大切にしているため、1つは、考えや取り組み、仮説などを言葉化する「言語活動」に焦点をおいています。もう1つは、積極的にICTを活用しています。例えば、グラフや図を動かせる作図ツール「geogebra」をプロジェクターで写し、紙とペンだけではできない、目で見て容易に理解できる授業を行っています。 また、iPadを用いて生徒がグラフに「触ってみる」ことにより、グラフを動かしたときに式が変わるなど、両者の関連についての感覚的な理解を高めています。ICTの活用により、得られた結果から元の図形や数値を変更するなどのインタラクティブな授業も容易に行えるため、学習の理解度や進度に大きな効果を上げています。

また、iPadを用いて生徒がグラフに「触ってみる」ことにより、グラフを動かしたときに式が変わるなど、両者の関連についての感覚的な理解を高めています。ICTの活用により、得られた結果から元の図形や数値を変更するなどのインタラクティブな授業も容易に行えるため、学習の理解度や進度に大きな効果を上げています。

6年間のカリキュラム
社会 使えるチカラ、合格できるチカラ

社会科ではグローバル時代に対応できる能力を育てます。基礎期の中1では「地理」、中2では「歴史」を学び、発展期の中3では「公民」を学びます。 生徒たちの学習の実態を調べてみると、社会科的な知識量は豊富ですが、断片的なものに留まっており、関連性や必然性など社会科としての本質を見抜く力が育っていません。本校では、歴史事象の関連を説明したり、「歴史の流れ」を大観したり、各時代の特色を的確に掴むなど、基礎的・基本的な知識、技能の活用を取り入れて学ぶ力から、活かす力への展開を実践しています。また、「言語活動の充実」「観点別学習状況評価」を活かした指導を行い、考える力を育むための授業を実践しています。 高校の飛躍期では、いよいよ受験を見据えた進路コース別の授業となります。基礎期から養ってきた、「覚える」のではなく「考える」習慣をベースに、論述力や分析力を強化します。高3では論述問題や演習問題を徹底して解き、志望校に合わせた学習を進めます。

集める、比べる、つなげる

社会科の本質は、資料等の「読み取り」にあるといっても過言ではありません。地理的特徴や歴史の事実も、物事の本質をさまざまな情報から判断し、意味をつけ、裏付けをとって理解していきます。そのために、膨大な情報量と、適切な資料選択能力が求められます。そうした学習を効率的・効果的に実践できる道具のひとつがICTです。

「集める、比べる、つなげる」等の作業を瞬時に行うことができるため、学習が効率的に進められます。同時に、積極的に学び、考え、発表するチカラの育成に役立てています。

木村恵貴 加藤歩樹<社会>
6年間のカリキュラム
渡辺達矢 伊野邦朗 <理科>
理科 理系の思考と指向を磨く

中学の理科は「体験」「理解・表現」「実践」の3段階で構成されています。中1では、実験・観察を行いやすい単元を多く扱います。学習に体験と実感を伴うことで、理科に対する親近感や知的好奇心を養います。中2では、目に見えない現象や理論的な単元を多く扱います。ICTを活用したり、調べ学習を行って、資料をまとめて発表したりすることで理解を深め、表現力を養います。中3からは高校理科の内容に入り、高2の終わりまでに高校卒業に必要な単位を修得します。高3では大学受験に向けた問題演習を徹底的に行うことで、それぞれの志望校を目指します。また、大学別に問題の出題傾向を分析し、希望進路ごとに授業を展開します。私立大学から国公立大学二次試験にも対応するきめ細かな受験指導を行います。

五感で学ぶ理科体験

ものの性質を知りたいとき、人は五感を総動員して探り当てようとします。これが理科を学んでいくために必要な資質、原点です。本校では、体験的な学習に加えて、抽象能力を養います。実験や観察で捉えきれないミクロの世界や火山噴火、津波の動きを理科室に持ち込み、調べることで理解していきます。

このようなダイナミックな授業を構成するのに欠かせないのがICT教材です。疑似体験でしかできない学習を、より魅力的な学習に変貌させ、好奇心と理解を深めています。

6年間のカリキュラム

夏期勉強合宿(参加生徒コメント:Voice of Passionより)

中2生は、7月中旬に「アメリカン・サマーキャンプ」に行き、その1週間後に4泊5日で志賀高原へ「夏期勉強合宿」に行きます。合宿では、ベネッセの問題を中心とした演習を行い、弱点の強化に努めました。今後の模試で少しでも点数が上げられるような期待が持てました。また、中学生になって一番長い合宿だったため、勉強だけでなく、先生方や友だちと人間的なつながりを深めることもできました。この合宿で学び、成長したことを、これからの生活に生かしていきたいと思います。

ロボット制御部

ロボットを思い通りに制御するためには、「動作を確認しながら、組み立て、プログラムを書く」工程を反復して、改善していきます。これは理科の事象・現象に対して繰り返し実験・観察を行い、一般化していく過程と似ています。ロボットを組み立て、プログラムを書くことで、楽しみながら理科の学び方、考え方を身につけることができます。ロボット制御部では、教師も生徒たちと一緒に悩み、考えながら、ひとつひとつ形を作っていき、楽しみながら自分の考えを形にできることを目指しています。

各教科の授業はどうですか? 1年間各教科を学んできた新2年生に聞きました。

国語は全ての学問に通じる大切な教科。授業はそんなことを少しも感じさせず軽やかに進んでいきます。まるで遊ぶように、しかし着実に。そうして定期考査等で深く学んでいることに気がつくのです。勉強を勉強と感じさせない授業は滅多に出合えるものではないと思います。

「いろいろな文章を解けた」というのが素直な感想です。国語の授業もとても楽しく、しっかりと理解のしやすい授業でした。春・夏・冬の講習時には必ず説明文・随筆・小説の三種類の文章を解くので、ベネッセなどの試験時にも役に立ち、とても助かっています。

算数は苦手だったのですが、得意科目になりました。数学は積み上げなので、解らないまま次に進めません。先生は質問しても、いつも積極的に教えてくれます。その度に恵まれていると実感し、感謝しています。今では公立の倍の速さで学習していますが、楽しいばかりです。

すごく楽しかったです。数学は5教科の中では小学校でも一番楽しい授業でしたが、中学の授業を受けてもっと楽しくなりました。この学校では問題を解くことが多く、問題を解いた後の達成感がすごく良いです。来年からも楽しんで、勉強をしていきたいと思います。

社会は小学校と全然違います。プリントやグーグルアースを駆使したわかりやすい授業。地名や歴史の年号を覚えるのが苦手だったのですが、授業を受けて社会が大好きになりました。社会が世界に繋がる生きた学問であり、楽しく学べるのだと、この学校で初めて知りました。

1年間の授業で思ったことは、理科は楽しいということです。中でも実験をするのが好きです。理科ではある現象を説明するために実験を行います。いろいろな器具を使うのがすごく面白いと思います。実験は少々危険な面もあるので、しっかりと安全に行っていきたいです。

理科の印象は良いものではなかったのですが、さまざまな実験の数に圧倒され、どんなに難しいことでも楽しく進める授業に惹きつけられるようになっていました。解らないことがあっても家に帰ってから復習すればいいや。そんな授業への姿勢を変えてくれた教科が理科でした。

大学進学について

本校の進路指導部では「一般入試やセンター試験利用入試を突破して進学する」ということを基本方針としています。本校でも約130校(600名分)の指定校推薦枠がありますが、安易にそれを勧めることはしていません。推薦入試やAO入試等、学力試験を課さない入試による入学者は、入学後の学業成績に問題があるという声もよく聞きます。また、そうした観点から、就活において、大学への入学が一般入試によるものか推薦入試によるものかを問う企業もあるようです。生徒たちの将来を考えると、本校で揺るぎない実力を身につけさせて送り出すことが、私たちの使命だと考えています。 本校では授業対策として、「スタディポッド」(自習室)などの最適な学習環境を整え、高校2年・3年の飛躍期には、「受験勉強合宿」「受験対策講座」「予備校講師による特別授業」など、万全なサポート体制を用意しています。       

西武台の大学受験対策はどうですか? 2013年の大学合格者に聞きました。

授業は明るく楽しい雰囲気の中で行われ、質問があればいつでも快く答えてくださる優しい先生方ばかりでした。受験本番に近づくにつれて、クラスもまとまっていき、先生方 にも夜遅くまで指導していただけるなど、本当に恵まれた受験生活でした。J. S.(筑波大学理工学部)

私が所属したコースでは7時間授業、放課後の補習、勉強合宿、さまざまな講座や講習などがあり、また、自習室や図書館などの勉強する環境がとても整っていました。各担 当教科の先生方にも放課後遅くまで付き合っていただき、感謝しています。M.A.(埼玉大学教育学部)

入学当初、担任の先生に言われた言葉は「勉強を部活にしよう」でした。大切なのは、学力や大学の肩書きではなく、自分を支えてくれる担任、教科担当、進路指導部の先生方や一緒に切磋琢磨する友人だということを受験勉強を通して強く感じました。N.I.(大阪大学経済学部)

とても現役で国立大学を狙えるような成績ではありませんでした。そんな私を合格へ導いてくれたのは親切な先生方や友人です。ここまで面倒見の良い先生がそろった学校はほかにはないです。みんながいなかったら奇跡は起こらなかったでしょう。A.S.(お茶の水大学理学部)