西武台式英語
グローバル時代の英語教育は、大学受験だけを目的とした詰め込み式の学習ではいけません。本校独自のメソッド「西武台式英語」は、発音・発声の基礎から、英語で考える力を育てます。「一生使える英話」の習得で、世界の見え方が変わります。
発音・発声をメインにした基礎期の授業
中1・中2の基礎期には朝の20分でのSタイム(SEIBUDAI TIME)で英語の発音・発声のトレーニングをします。口や唇の形や舌の動き、息の出し方やその強弱、その息に声を乗せる方法、歯の使い方などをわかりやすく、ていねいに説明することで英語の発音に必要な形状記憶の再設定を行います。
「覚える」でなく「考える」授業
使用教材は、中高一貫校を対象にした『New Treasure English Series』(Z会)を使用します。教科書で「英語の根幹」や「語句のコア・イメージ」などを教える独自の手法をとります。これまでの丸暗記の英語教育ではなく、考える力を育みます。Oxford Reading Treesなどの絵本の使用に際しても、絵をただ眺めるのではなく、そこで考えることを重視しています。
英語で考える力をつける
発展期の授業
読解力というのは情報収集力ということでもあります。読解力=英文解釈といった古い考え方からの脱却を図ります。相手が何を言っているのかを理解すること。相手が何を言っているのかが分からず発信することはできません。これではコミュニケーションが成り立ちません。英語を日本語に訳して理解するだけではなく、英語を英語として理解することを目指します。
- START
- 英検未取得もしくは英検5級程度の能力
- 1年Fundamentals〈基礎期〉
- 発音、発声に特化した授業
- スピーキングテストを学期ごとに行う。
- Vocabulary Event(週1の全学年共通の単語テスト)
- 2年Leaps〈飛躍期〉
- 音読 + speaking レッスン → Read & Look up, Shadowing
- スピーキングテストを学期ごとに行う。
- Vocabulary Event(週1の全学年共通の単語テスト)
- 3年Developments〈発展期〉
- Topic Talk, Practical Conversation
- スピーキングテストを学期ごとに行う。
- Vocabulary Event(週1の全学年共通の単語テスト)
- GOAL
- 海外で日常的なコミュニケーションを取ることができる。
- 自分の意見を簡単な英語で述べられるようになる。
- 英検3級 100%・準2級以上 30%


繰り返し鍛えるスパイラル学習
「わからない」をそのままにしません。中2からは「習熟度別クラス(Advanced class/Basic class)」を導入し、何度も繰り返して既習事項を扱う「スパイラル学習」によって、着実な学力の定着を目指します。
中学校3年生が英検3級100%、
準2級20%、2級10%の取得!!
大学入試改革を見据えて、英検取得を奨励しています。日々の授業の中で英検に関連付けた問題を扱ったり、面接試験に活きるトレーニングを行うなど地道な積み重ねが結果に繋がりました。また、課外授業として受験級に合わせて参加できる「英検チャレンジ」という講座を設けたり、2次試験を控えた生徒には教員が面接官として練習相手になるなど、きめ細やかなフォローも行っています。
2020年度4月よりチーム・モーゼスを始動
英検をすでに取得して入学した生徒、英検取得を目指す生徒を対象に放課後プログラム「チーム・モーゼス」を実施します。ALTのモーゼス・フォヌア先生による週1回のスピーキングレッスンやリーディング、面接試験の対策など英検対策の学習を通して、英語力をさらに高めていきます。


新しいアプローチのプログラムで、世界で通用する英語力を身につけて、異文化への理解を深めます。
ネイティブのような「かっこいい英語」の習得が目標です。理由は発音によって、一言一句、聞き間違えたり、伝えきれなかったりすることを避けるためです。そして、正しくかっこいい発音を訓練することで世界に通用するコミュニケーション力を備えることは、異なる文化や人々への理解を深めることにつながります。西武台新座中学校では「The JINGLES(ザ ジングルズ)」を日本の中学校では初めて採用しました。英語を発音・発生するために必要な筋肉を科学的に分析してアプローチしたプログラムです。英語を発音・発声するときに使う筋肉の違いを理解し、必要な筋肉の発達を促すことで、ネイティブが話す英語を自然と身体に備えることができます。この新しいアプローチで「The JINGLES(ザ ジングルズ)」は、プロの翻訳者や海外で活躍するビジネスパーソンから高い評価を得ています。授業にプログラムを取り入れることで、短期間で世界標準の英語力を身につけることをめざします。





英語教育6年ビジョン英語力を武器に、世界の人々と交流し、
他者理解や自己理解を深めましょう。
国境という壁がどんどん低くなり、世界を舞台にビジネスチャンスが広がることは容易に想像できます。英語力は言葉の壁を乗り越えるうえで第一のハードル。しかし、英語はあくまでも道具です。使いこなすことで、いろいろな国の人々と交流し、他者理解・自己理解を深めることが大切です。地球で暮らす人々が一緒に物事を作り上げていく時代は、すぐそこまで来ているのですから。今年は本校の生徒が3か月間の留学にチャレンジします。アドバイスは物おじしないこと。少しくらい失敗してもいいんです。失敗は明日の成功につながる貴重な体験ですよ。
オーストラリアへの修学旅行(中学校3年)
中3の3月に実施する「オーストラリア人間力研修」は、2週間という期間で驚くような成果を上げるプログラムです。最初は不安な表情を覗かせる生徒たちも「1家族ごとに1名ずつのホームステイ」先で「同世代のバディ(相棒)」と過ごす間に、伝わる単語を見つけ、相手の話を必死に理解しようとします。1週間が過ぎる頃には、異なる価値観に順応し、自分の考えを言葉にするための知恵や力を獲得します。言葉や異文化の壁を自分自身の力で乗り越えた成功体験は、最高の思い出と大きな財産になります。
イングリッシュ・グローバルキャンプ(中学校2年生))
夏休みに実施する2泊3日のキャンプ。英語だけを使いアメリカ人のトレーナーと一緒に生活をすることで、語学だけでなく、相手の気持ちを察し、伝えるためのコミュケーション能力が高まります。
東京グローバルゲートウェイ(高校1年)
東京グローバルゲートウェイは体験型英語学習施設です。1グループ5名程度にネイティブが1人インストラクターとして付きます。飛行機内、ファストフード店、病院など様々なシチュエーションでリアルなコミュニケーションを体験することができます。


さらに海外との絆を深めるために
以前より交流を続けているティンデール・クリスチャンスクールとフレンドシップ校協定を結び、交流を継続的に行いさらに交流内容を深めていくことを約束しました。互いの文化や、言葉の違いを超えていく存在として両校の発展に務め、交換留学生の制度化や教員同士の相互交流をはじめとした、さまざまな形で国際交流を活発化していく予定です。
スカイプを活用して、日常的な海外交流を実現
オーストラリア人間力研修を実施する前に、現地のクラスと本校のクラスをスカイプによってつなぐことで、相互のコミュニケーションを図る事前学習を実施しています。映像と音声によって双方の挨拶の仕方を学ぶなど、「遠くて近い存在」をより身近に感じる授業は、語学や文化の違いについて考える上で、大きなきっかけとなります。
毎年4月に提携校の生徒が来校
海外で生活することによって、実践的な海外体験を
本校から海外を訪れるだけでなく、海外提携校の学生たちを招いたホームステイを実施しています。日本滞在中には、授業で自国の文化をプレゼンテーションするなど、生徒同士の交流を行うことで、異なる文化に触れ、視野を広げるための一助としています。また、豪州滞在時には、全生徒が1人1家庭へ、約2週間ホームステイを経験し、日々の授業で培った英語力や異文化への適応力を養います。
研修会(高校1年生)
高校入学当初に校内で3日間ネイティブの講師を迎え研修を行います。ディスカッションやスピーチを行い、最終日には保護者の方を迎えて個人プレゼンテーションを行います。3月にオーストラリアで磨いた英語力をさらに発揮してもらう場となります。
グアムへの修学旅行(高校2年生)
2020年5月より高校2年生は3泊4日でグアムへ行きます。グアム大学での講義やディスカッション、プレゼンテーションなどを行います。これまで培ってきた英語力のアウトプットはもちろん、国際的視野を広げることを目的としています。



三浦 友生太 さん

留学で英語力アップ。
帰国後の英語検定では準1級に合格。
オーストラリアでは講義型の授業は少なく、ほとんどがディスカッション形式。教室も西武台の「SACLA」スタイルです。多民族国家で、さまざまな国の級友と授業で意見交換できたのは収穫でした。日本の常識が、他国の人の視線を通すと、そうでないことも多いとわかりました。ティンデール校のテストはエッセイの提出が中心。考えて書き続けたことで、留学中に英語力をアップできたと思います。帰国後、すぐの英語検定で準1級に合格できたのは留学があってこそと感謝しています。また、日本語の授業でネイティブスピーカーとして先生をサポートできたのもいい経験になりました。将来はピラミッドやスフィンクスなどの遺跡に興味があるので、考古学を学びたいと思っています。エジプトの考古学を学ぶなら某大学の文学部。難関校なので、これからはしっかり受験勉強に取り組みます。