論理的に考えたりすることが重要です。話や文章に筋道を立てる「ロジック」は、円滑なコミュニケーションを取るために必要とされています。本校では、生徒が自ら課題を解決することを通して「ロジック」を身に付けます。しかし、せっかく良い解決法が見つかっても人に伝えることができなければ世の中が良くなりません。また、「レトリック」とは、相手に自分たちの提案を上手に伝える手法が身に付くようにプレゼンテーション力をいつも意識した取り組みがなされています。


[ スタディフェスタ ]
探究活動とOUT PUT
自然科学・社会科学を通して課題設定―情報収集―調査・実験―検証―課題解決のサイクルを身に付けます。最終的には社会課題を自らの力で発見・解決の手法を身に付けます。ウェルビーイングな社会を目指す生徒を育成する取り組みがこのスタディフェスタです。全生徒が主体となってワクワクを感じながら積極的に取り組んでいます。3学期には保護者の前で全チームがプレゼンテーションをしています。


[ プログラミング教室 ]
プログラミングとは何かを学ぶところから始めます。毎回、専門講師から直接学んでいます。スクラッチ(ブロックを積み上げる言語)を使用してゲームの制作からプログラミングのアルゴリズムを学びます。楽しく、試行錯誤と論理的思考が身に付くと好評です。年間約9時間で、3年間27時間程度学び、高校課程での情報Ⅰ(大学共通テストに関係)へ学びがシームレスにつながります。

[ 校外学習 ]
教室を飛び出し、いま世の中で何が起きているのか。本物を見る、触れる、五感を刺激して知見を広げます。そして課題を見つけ、それを「自分ごと」にする。そこから自分たちで何かできないだろうかと思考を深めます。同時にまだ見えていない将来の目標へ生徒の思考へつながります。

エンゲージメントの高い授業
本校には、教師が話し、黒板に書いて終わるだけの授業はありません。どの教科でも生徒がワクワク学べる授業づくりを行うために工夫しているからです。例えば理科の授業では「地球に住めなくなったらどの星に移住するか」、国語なら「災害をテーマに小説を書いてみよう」など課題解決型の学習を織り込み、生徒は太陽系の惑星や東日本大震災の情報などを夢中になって調べていきます。「やらされ感」を無くす仕掛けを教師が当たり前のように授業に取り入れています。

ワクワクを学びのエナジーに、
地球サイズのたくましい人間力を身に付けてください。
本校ではAct on the GLOBE 地球サイズのたくましい人間力育成を目指して教育を行っています。いま世界では飢餓や紛争、海洋汚染や地球温暖化をはじめ、答えを出すことのできない様々な問題が起きています。また、話題のChatGPTでもわかるように社会のAI化やグローバル化も急速に進んでいます。中学校の学びの中でもこういった視点を忘れずに「未来を生き抜く力」を育成することが大切です。本校では授業で習得する教科学力と課題研究や校外学習で得る探究の学びを循環させることで、生徒一人ひとりがワクワクできる学習環境を提供したいと考えています。ぜひ夢を持って入学してください。そして、その夢を6年間持ち続けてほしいと思います。

山下 伸雄