探究学習Cross Learning
本校では、教科の枠を超えて学びを深める独自の学びとして、 「探究活動」を展開しています。生徒一人ひとりが自ら立てる「問い」を大事にし、様々な教科の知識を活用して探究と創造をおこないます。探究学習では、AIを活用したPBL型※で授業を進めます。情報の収集・分析を通して問いを磨き、試行錯誤しながら解決策を探ります。探究の過程や成果は、毎年開催される探究学習発表会で発表し、対話を通して思考を深めます。地域連携学習やプログラミング学習、教科横断授業もこの枠組みに位置づけ、複数の視点から「問い」に向き合います。こうしたすべての学びを総括する成果発表として取り組むのが探究論文です。本校では、「問い」を起点に思考を積み重ね、創造へとつなげる学びを実践しています。
探究学習の6年間の流れ
文系・理系も視野に入れた探究学習
(Project Based Learning)
本校では、文系・理系の枠を越えて学ぶ探究学習(Project Based Learning)を通して、社会や自然に対する深い理解と、自ら考え行動する力を育てています。探究活動の中では、工学・理学・生物・物理・情報など、幅広いサイエンスの視点を取り入れ、事実やデータに基づいて課題を捉え、検証する姿勢を大切にしています。
中学校段階では、人文社会科学的なアプローチと自然科学的なアプローチの両方を経験します。社会課題について情報を収集・整理し、その背景を読み解く力を養うとともに、仮説を立て、実験や調査を行い、結果を分析・考察するなど、科学的な考え方を段階的に身に付ていきます。
中学3年生では、社会に目を向け、環境問題や高齢化などのテーマを扱います。社会的な側面と、数値やデータを用いたサイエンスの視点の両面から課題を考えることで、現実社会と結びついた実践的な学びを深めます。こうした探究の積み重ねを土台として、高校では個人探究へと発展させ、文系・理系を問わず、将来につながる思考力と表現力を育成します。
探究論文
探究学習の総括として、高校1年生から本格的な個人探究に取り組みます。自分が一生をかけて向き合う課題を自ら定義し、調査・考察を重ねてまとめます。その成果として探究論文があります。この学びは大学進学につながるだけでなく、将来社会でどのように生き、何を成し遂げるかという自己の将来像を描く重要な指針となります。
探究学習発表会
教科の枠を越え、自然科学・人文科学・社会科学などに関する幅広いテーマについて、情報収集・実践・分析・考察を実施する活動です。年間を通して取り組み、3学期には保護者の前で全チームがプレゼンテーションを行います。これまでに学んだ内容を実社会とのつながりを意識しながら、自分の「好き」や「関心」に基づいて深く探究する経験を通して、生徒の好奇心と主体的に学ぶ意欲を育みます。
地域連携学習
本校では、校外学習を通して生きた知識や豊かな経験を獲得することを目指しています。地元自治体などとも連携して、博物館や工場、官公庁などを実際に訪れ、社会の仕組みや人々の働きを肌で感じ、社会に対する関心や職業観を育むきっかけ作りを行っています。また、見学先での発見や疑問を共有することで、多角的な視点や協調性も養っています。
プログラミング学習
本校のプログラミング学習は、コードに関する知識はもちろん、論理的思考力・問題解決能力・創造性といった汎用性の高い能力の醸成も重視しています。また、大学入試で新しく設けられた情報分野へのスムーズな接続も視野に入れています。3年間で30時間程度の学習機会を設け、毎回専門の講師をお招きして体験型の授業を行っています。生徒からも「新しい発見がある」と好評の企画です。
生成AIの導入
本校の探究学習では、生成AIを「思考を深めるための支援ツール」と位置づけ、発達段階に応じて活用します。中学1年生では使用せず、自力で考え試行錯誤する力を重視します。中学2年生以降は段階的に導入し、情報収集や整理、分析への活用を学ぶとともに、AIの答えを鵜呑みにせず検証する姿勢を養います。高校では、探究活動の中でAIを適切に使いこなす力を育成します。
文理融合の教科横断クロス・ラーニング
環境や医療、エネルギーなど、現代社会には一つの教科や専門だけでは考えきれない課題が数多くあります。本校では、文系・理系の枠を越えた学びを大切にし、データや科学的な考え方をもとに物事を捉える力と、研究や技術を社会とのつながりの中で考え、分かりやすく伝える力を育てます。文理融合型の探究活動を通して、知識を「理解する」だけでなく 「活用する」力へと高め、自ら「問い」を立て、考え、判断できる生徒を育成します。











