本校では、授業で身に付けた「知識・技能」を、様々な「探究」活動でアウトプット、好奇心を育むことを重視しています。特に中学校に在籍している基礎期と発展期の前半では、生徒が自ら課題を設定し、情報収集・分析・考察を行い、成果を発表する学習活動を多く設定しています。これらの活動により、知識の習得に留まらず、主体的に学ぶ姿勢、問題解決能力、批判的思考力、コミュニケーション能力といった、これからの社会で求められる資質・能力を育んでいきます。


[ スタディフェスタ ]
全校生徒による教科横断型の探究活動
教科の枠を飛び越え、自然科学・人文科学・社会科学に関する幅広いテーマについて、情報収集・分析・考察を行い、成果を発表する学習活動です。年間を通して活動し、3学期には保護者の前で全チームがプレゼンテーションを行います。これまで学んだ内容を、実社会とのつながりを意識し、自らの興味関心に基づいて深く掘り下げる経験を通して、生徒の好奇心や、主体的に学ぶ意欲を育みます。


[ プログラミング教室 ]
本校のプログラミング教育は、コードに関する知識はもちろん、論理的思考力・問題解決能力・創造性といった汎用性の高い能力の醸成も重視しています。また、大学入試で新しく設けられた情報分野へのスムーズな接続も視野に入れています。3年間で30時間程度の学習機会を設け、毎回専門の講師をお招きして体験型の授業を行っています。生徒からも「新しい発見がある」と好評の企画です。

[ 校外学習 ]
本校では、校外学習を通して生きた知識や豊かな経験を獲得することを目指しています。博物館や工場、官公庁などを実際に訪れ、社会の仕組みや人々の働きを肌で感じ、社会に対する関心や職業観を育むきっかけ作りを行っています。また、見学先での発見や疑問を共有することで、多角的な視点や協調性も養っています。

エンゲージメントの高い授業
本校には、教師が話し、黒板に書いて終わるだけの授業はありません。どの教科でも生徒がワクワク学べる授業づくりを行うために工夫しているからです。例えば理科の授業では「地球に住めなくなったらどの星に移住するか」、国語なら「災害をテーマに小説を書いてみよう」など課題解決型の学習を織り込み、生徒は太陽系の惑星や東日本大震災の情報などを夢中になって調べていきます。「やらされ感」を無くす仕掛けを教師が当たり前のように授業に取り入れています。

ワクワクを学びのエナジーに、
地球サイズのたくましい人間力を身に付けてください。
本校ではAct on the GLOBE 地球サイズのたくましい人間力育成を目指して教育を行っています。いま世界では飢餓や紛争、海洋汚染や地球温暖化をはじめ、答えを出すことのできない様々な問題が起きています。また、話題のChatGPTでもわかるように社会のAI化やグローバル化も急速に進んでいます。中学校の学びの中でもこういった視点を忘れずに「未来を生き抜く力」を育成することが大切です。本校では授業で習得する教科学力と課題研究や校外学習で得る探究の学びを循環させることで、生徒一人ひとりがワクワクできる学習環境を提供したいと考えています。ぜひ夢を持って入学してください。そして、その夢を6年間持ち続けてほしいと思います。

山下 伸雄