3年生が校外学習に行きました。

2025年07月31日
  • 学校情報

本校3年生が2回目となる校外学習に行きました。今回の訪問先は三富今昔村です。 産業廃棄物処理業者である、(株)石坂産業様の運営する、工場と里山の見学ツアーに参加させていただきました。

訪問の目的は大きく2つ。 1つは産業廃棄物の処理現場において、環境に配慮した工夫やリサイクルの流れがどのように行われているかを知ることです。 環境問題により、地域住民からの苦情が殺到するなど、廃棄物処理について苦しい過去を抱えていた(株)石坂産業様。 工場環境を整備して、地域に悪影響を及ぼさない運営の形を作り上げたプロセスとその仕組みについて、工場見学を通して学ばせて頂きました。 また工場周辺の里山管理を通じた、地域住民の憩いの場・環境学習の場としての運用の様子も見学させて頂きました。 産業廃棄物処理の現場とは思えない自然の広がりに、生徒たちも目を輝かせていました。

 

そして2つ目は、「働く」というテーマについての探究を深めることです。 今年度3年生が総合学習で取り組む「社会における労働問題」について深掘っていく一環として、実際に働いている人々の多様な姿を知り、どのように社会課題に向き合っていくことが必要なのか、そして自身がどのように働くことを大切にしていくのか、ということを考える機会として、一企業の中で幅広い職種の方がいらっしゃる場を見させて頂きました。 産業廃棄物処理という、決して人気度の高くない業種の中で、(株)石坂産業様の社員採用には多数の応募があり、非常に高倍率な採用になっています。 そういった背景にはどのような要素があるのかという視点も持ちながら、実際の職場を見学することが出来ました。 工場・里山の見学後にはワークショップも実施し、自身の将来を見据えながら、働く上でどのような要素を重要視していくか、それぞれの視点で考えを深めることが出来ました。 「環境は自分たちで作っていくものだ」というガイド様のお言葉がとても印象的でした。

3年生も、中学校生活は残り少なくなってきました。 ここからどんなものを生み出していくのか、今後の活動に期待していきたいですね。 今回の学びを存分に活かしていって欲しいと思います!

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